殺し屋 → ハリネズミ → わらび餅。
テレワークに入ってから急増した、オンライン会議。
毎週月曜日は、単身赴任のおじさんたちの生存確認もかねた、チーム全員(15名弱)参加のオンライン会議があります。
カメラに映る姿が、もぅ、おもしろすぎるんです。
家の中なのにニット帽をかぶっているおじさんが、まず目に飛び込んできます。
映画『レオン』のジャン・レノ風のなので、名前は殺し屋さん(仮)。
どういう風にPCを置いているのか、目から上だけが映り、余計にニット帽が目立つ殺し屋さん。
右から照明をあてているかのごとく、顔の左側が影になり、余計に殺し屋感が漂います。
時々目を数秒閉じたりして、ジャン・レノばりの渋い演技。
殺し屋の下に映るのは、ハリネズミさん(仮)。
一瞬誰だかわからないくらい、いつもと髪型が異なり、まるでハリネズミのような頭になっています。
寝癖なのか?
セットなのか?
髪にツヤがあるようにも見え、もしやセットじゃ・・・。
会社では、にこやかで、穏やかな印象のハリネズミさん。
パンクなご趣味があるのかもしれません。
私はいつものメイクの3割仕上げで参加。
きっと「薄口・白出汁さん」と他の方に名前を付けられていることでしょう。
なぜか映る姿が静止画になり、ちょっと白目を向いている姿が1分くらい写っている方も。
ネット接続のせい、じゃない?
居眠り?
カメラチェックに忙しくて、会議の内容が頭に全然入ってきません。
そんな時、突然「お風呂が沸きました」と知らせる機械の声が、PCのオーディオから響きます。
まだ夕方4時。
会議が終わったら、お風呂に入るつもりなのでしょうか。
テレワーク。
私が社会人になったばかりの20年以上前には考えられませんでした。
未来の話しのようですが、殺し屋さんや、ハリネズミさんの姿を見て、現実だと実感します。
テレワーク。
はじめの数日は、食欲との戦いでした。
普段、日中はほとんど間食をしないのに、なんだか食べたくて、食べたくて。
オンライン会議のカメラをオフにして、何本「鈴カステラ団子」を食べたかしれません。
前回の「くず餅」をご紹介したブログ、水曜日の夜10時ごろに確か公開し、その直後に中年仲間からLINEが。
仕事の外出先で「お母さんが好きな、くず餅を見つけたから届けるよ」と。
念力でも飛ばしたかのグッドタイミングに、本当に驚きました。
30分後、マンションの前に着いたと連絡が。
中年仲間は車に乗ったまま、私はマスクの状態で、怪しい「ブツ」でもやり取りするかのように、くず餅を受け取ります。
船橋屋じゃないみたいだけど、お母さん喜ぶだろうなあ。
ありがとう。
そのまま別れ、部屋で袋から出してみると、
それは「わらび餅」でした。
もしや、わらび餅という名のくず餅なのでは。
箱を開けると、やはり「わらび餅」でした。
ありがとう。
翌日のオンライン会議では、カメラをオフにしながら「わらび餅」をいただきました。
とってもおいしかったです。