お母さんの二の腕。
私の母はもともと小柄で、年をとってからは縮んで、ますます小さくなりました。
7年ほど前にちょっと入院をしたことがあり、その頃から急激に小さくなった気がします。
出かけていて歩くのに疲れた時、乳母車に乗った赤ちゃんを見ると、母も乗りたいと言います。
私も乗せてあげたいと思います。
年をとったら、徐々に小さくなって、赤ちゃんサイズになったら、いいのにね。
そしたら疲れた時、乳母車で移動できるのにね、と母に言ったら、小さくなって私と一緒に会社に行ってみたいと言いました。
そうしたら、お母さんを会社に運ぶようのバッグを買って、これぞマザーズバッグだよね、上手いこと言うねって。
小さくなっても、でも小さくなっただけなので、お母さんは会社でも甲斐甲斐しくお茶を淹れてくれたりしそうです。
サブデスクをお母さん用のスペースにしたらいいね。
一番下の引き出しには、マザーズバッグをしまいます。日中、眠くなったらそこでお昼寝できるしね。
真ん中の引き出しは、小さなお母さんの、小さな日用品をしまいます。お茶のセットとかね。
一番上の引き出しは、お母さんのリビングスペース。私は仕事中だから、テレビはイヤホンで観てね。
私は独身で子供もいないので特にそう感じるんだと思いますが、だんだんと親が子供のような感覚になる時があります。
父は亡くなっているので、母は一人っ子のような感じ。
そう感じるようになったのは、いつ頃からかな。やっぱり入院した頃からかなあ。
母は痩せていますが、記憶に残る触感はポヨンポヨンのプヨンプヨン。
母の二の腕の感覚です。
全く鍛えていない、やわやわの二の腕。
ぽよよよよんと、なんでも受け止めてくれそう。
そんな母が大好きなおやつが、船橋屋の「くず餅」。きな粉と黒蜜をたっぷりかけていただきます。
くず餅も、ぽよよん、ぷりりん、とした食感。
私はいつも、いつもののごとく、日本橋三越の菓遊庵で購入。小箱入り790円です。
そうそう、関西のくず餅は、葛粉でできた「葛餅」だとか!?
関東は小麦を乳酸菌で醗酵させて作られているので、関西の葛餅とは全然別物なんです。
柔らかいんだけど、なんとも言えない歯ごたえもあって。
母は、とにかく「くず餅」は船橋屋が一番と言います。
舟型の容器に入った黒蜜と、きな粉は別添えで。私が子供の頃から全然変わりません。
母は今、ちょっと調子が良くないんです。
くず餅を食べさせてあげたいけど、買いに行けないしと思っていたら、 オンラインでも購入できるることがわかりました!
早速、注文するからね。
くず餅を食べて、早く元気になってね。
▼船橋屋