カルピスは、ヤギのおちち。
私は心も体も、カルピス育ち。
カルピスをチュパチュした時のリラックス効果は以前に語りましたが、カルピスで忘れてはならないのが、テレビアニメシリーズ『カルピスこども劇場』。
アルプスの少女ハイジ、フランダースの犬、母をたずねて三千里などなど、私の心に、体に、頭に、それはもう私の体験として沁み込んでいます。
私の記憶では、私は子供の頃、確かにアルプスに住んでいたし、大きな犬と毎朝ミルクを運んだし、お母さんを探しにたった一人で旅に出たし。
それくらい、ひたひたのカルピス漬け。
中でも忘れられないのが、ハイジの食事シーン。白パン、黒パン、とろ〜り溶けたチーズパン。
ぜんぶ、ぜんぶ、美味しそう。
さらに気になるのが、ヤギのミルク。
ハイジがゴクゴク美味しそうに飲むんです。
ヤギのミルクって、ヤギの・・・牛乳?
甘いのかな?
母にヤギのミルクはどんな味なのか、一度飲んでみたいと頼んだんです。
子供心に、多分このあたりではヤギのミルクは売ってないんだろうなと思いながら。
そしたら、なんと母が カルピスは、ヤギのおちちでできてるのよ。
と言ったんです!
普通の真顔で。
えーーーーーーーーっ。
そうだったのーーーーーっ。
ヤギのおちち、超おいしいじゃん!!!
なんで、ロッテンマーヤさんは、ヤギのおちちが飲めないのよ?こんなにおいしいのに。
よけいに、カルピスも、ハイジも、好きになっちゃったんです。
でね、なんとここまでが、前置きなんです。。。
今日の本題は、マドレーヌ。
ヤギのおちち成分入りと信じていたものがもう一つあって、それがマドレーヌ。
子供の頃、近所のパン屋さんで、10個入りくらいのセットで小さなマドレーヌが売られてて大好きだったんです。
どことなく、胸を思わせるカワイイ形。
ハイジとカルピスが好きだった頃に、好きだったマドレーヌ。
カルピス=ヤギのおちち、とはっきり母が言ったような記憶はないんですけど、その頃からマドレーヌにも牛乳ではなくヤギのミルクが入っていると思い込んでしまった私。
ハイジ→ヤギちち→カルピス→マドレーヌ→ハイジ→ヤギちち→カルピス→マドレーヌ・・・。
この4つはセットで刷り込まれている記憶なんです。
私にとって、マドレーヌは、この形が正解で、他は不正解。
私がテストで「マドレーヌを描きなさい」と出題したら、必ずこの形にしてください。
おしゃれなシェル型や、平べったい円形が、最近のマドレーヌの主流ですが、私の大好きな焼き菓子店「ルスルス」のマドレーヌは、大正解の形をしてるんです。
以前にルスルスをご紹介した時にマドレーヌのことも書きたかったのですが、記憶の4点セットを書かないと思いが伝わらないと思って書けなかったんです。
あぁ、やっと紹介できた。
小ぶりで、銀紙みたいなカップをぺりぺりっとはがして食べて、銀紙にくっついちゃった生地もはがして食べて、生地の目がしっかり詰まっているんだけど硬くなくて、ふんわりしてて、でもふわふわすぎなくて、卵すぎなくて、バターすぎなくて。
ぜんぶ、大正解。
一口食べれば、マドレーヌ→カルピス→ヤギちち→ハイジと、芋づる式に思い出す記憶の連鎖。
はぁ、長くなりました。
最後まで読んでくださった方がいらっしゃるのか、一抹の不安がありますが、すっきりしました。
外出自粛でマドレーヌを買いに行くことはできないと思いますが、カルピスならご近所で入手できます。
カルピスを飲みながら、ヤギちちの味を想像し、ハイジを思い出し、最後にはハイジがマドレーヌを食べている姿が思い浮かびます。
もうそこはアルプス!
週末はカルピスでアルプス旅行にお出かけください。
私は一足お先に出発します。
それでは、みなさまも良い週末を。
▼カルピスのチュパチュパ効果
▼ルスルス