メルモちゃんのチョコレート。唯一無二のレザンドレ・オ・ソーテルヌ。
手塚治の漫画『ふしぎなメルモ』。主人公のメルモちゃんが、赤と青の不思議なキャンディーを食べると、大人になったり、赤ちゃんになったり、動物にもなれちゃったりする奇想天外なお話です。
一人の女の子が大人の女性になるまでの成長ストーリーで、子どもの頃、アニメで夢中になったのを覚えています。
その不思議なキャンディーを子どものころ食べてみたくて。食べてみたくて。
赤いキャンディーはイチゴ飴、青いキャンディーはソーダ飴を砕いて、お手製の不思議なキャンディーを作って瓶に詰めたりしたものです。
その不思議なキャンディーが存在するなら、こんな味であって欲しいと思うのが、レーズンチョコのレザンドレ・オ・ソーテルヌ。
な~んだ、レーズンチョコか。と思われました?
違うんです、違うんです。全然違うんです。レーズンチョコですが、レーズンチョコではないんです。
貴腐ワイン(ソーテルヌ)に漬け込んだレーズンの香りがとにかく最高。フルーツにたとえると桃のような、ラ・フランスのような、なんともいえない芳醇な香り。
レーズンはしっとりとやわらかく、しかし歯ごたえも残し、コーティングされたチョコレートと一体になって、また一つ、また一つ、と「やめられない・とまらない」状態に陥ります。
10年以上前でしょうか。
初めて食べたとき、あまりに美味しくて一気に全部食べてしまい、翌日追加購入に再びデパートを訪れた記憶があります。
銀座三越のチョレートコーナーで通年購入できることに気付くまで、バレンタインシーズンには大量に購入していました。都内のデパートであればバレンタインの特設開場で購入することができます。写真の135g入りで2,160円。
私はスタバの小さなミント缶に入れて携帯し、コーヒーを飲みながら、ミントを食べるフリをして、1粒2粒こっそりつまむことも。
世の中にはたくさんの食べ物があるので、どんなにお気に入りの食べ物も必ず似たような味のものを見つけることができるように思うのですが、レザンドレ・オ・ソーテルヌは唯一無二。メルモちゃんの不思議なキャンディーと同じです。
キャンディーのお陰で、数々の困難を乗り越えてきたメルモちゃん。とうとう赤いキャンディーも青いキャンディーも一粒ずつを残すのみとなりました。
メルモちゃんに興味をもたれた方にネタバレとならないように、メルモちゃんの最終回の内容はヒミツにしておきます。
今年もレザンドレ・オ・ソーテルヌが最後の一粒になるのも間近。
メルモちゃんの感動的なラストのようなドラマが起こるかもしれません。
皆さんもぜひお試しください。
貴腐ワインチョコレート レザンドレ オ ソーテルヌ 貴腐 箱入り 135g プレゼントリボン付き フランス産 2020 バレンタイン チョコ お酒 価格:2,430円 |