注意*下ネタではありません。
水玉のモチーフやかぼちゃの絵画で知られる芸術家の草間彌生。
かなり以前、NHK『日曜美術館』での特集を、たまたまテレビで家族と観ていました。
ある立体的な作品が紹介されていて、ムーミンに出てくる「ニョロニョロ」みたいなものがいっぱいくっついています。
当時、番組のアシスタントをしていたモデルのはなちゃんが、そのニョロニョロに近づいて行って、ニコニコしながら草間彌生に「これは何をイメージしたんですか?」と尋ねたんです。
すると、草間彌生が一言。
男根です。
それを聞いたアシスタントのはなちゃんはオヨヨと後ずさり、番組を観ていた家族と私は、何事もなかったかのようにコーヒーをすすりました。
家族と過ごす、日曜日の静かな朝。
日本のお茶の間では、あの日、あの時、同時にコーヒーをすすった人がたくさんいたことでしょう。
草間彌生の豆知識?を刷り込んだ後で、今日は、あの日曜日の朝のような衝撃を受けたパンのご紹介です。
草間彌生の水玉のようなアート感を醸し出すこちらのパンは、代々木公園の人気パン屋さん「365日」謹製。
生き物のようなつぶつぶは、カエルの卵。ではなく、ホワイトチョコレート。
なぜチョコがつぶつぶなのか。
なぜつぶがチョコチョコなのか。
そんな疑問は愚問と、食べたらすぐにわかります。
こちらの彌生パン(正式にはレモンミルクフランス)は280円、カリカリ食感がたまらなく美味しく、わざとカリカリ・カリカリ、カリカリ・カリカリ音を立てたくなります。甘いホワイトチョコの余韻はレモン。
フゥ、たまりません。
お店の一番人気は、クロッカンショコラ380円。
あぁぁぁぁぁぁぁ、これが食べてビックリ。本当に美味しいんです。
1本の記事中に、あの単語を2回使うのはものすごくためらわれますが、
男*です。
の、衝撃レベルの衝撃です。
ビターなチョコがカリカリ、すっごくカリカリしていて本当に美味しいんです。パン生地もショコラ風味。
私が好きな食べ物は、地味な食べ物が多いので、これを食べて「どこが男*じゃ!?」とは怒らないでくださいね。
そもそも、男*とは言っておらず、男*レベルの衝撃と言っただけです。
ああぁぁぁ、説明すればするほど、美味しさが伝わらなくなる。
とにかく、見た目の彌生感にこだわってチョコをつぶつぶにしたりしてるんじゃないってことが食べたらわかります。
こちらのパンは比較的小ぶり(それもまた魅力)。さらに小さくして、プティフールサイズにして、草間彌生デザインのボックスに詰めて売って欲しいです。
こんな感じ↓に素朴なラッピングですが、つぶつぶがつぶれることもなく、つぶつぶがとれることもありません。これも不思議。
もう一つ買ったのが「伊予柑バナナ」。
彌生感0%のノーマルなパンの見た目とはウラハラに、とっても、とっても、とっても美味しいぃぃぃぃぃぃ。
バナナはチョコやキャラメルなど甘い組み合わせが多いのに、ここでは爽やかな伊予柑との組み合わせ。
バナナも自分の隠れた魅力に驚いていることでしょう。
そんなバナナ!?
あぁ、今日は私の中の「おじさん」が疼いているのでしょうか。 いいえ、おじさんのせいにしてはいけません。
365日の美味しさを伝えようとしたら、こんなことになってしまいました。
とにかく検索すると、たくさんの方がおじさんにならずに、ストレートにその美味しさを伝えています。ぜひ参考にしてください(最後は人任せ)。
▼私が行くのは「365日と日本橋」
日本橋高島屋S.C. 1階