蜜柑の買い物、時々おやつ。

欲しいもの、食べたいおやつがまだまだあるよ。

感動的に美味しかった赤福。お伊勢さまのご利益をみなさまにも。

赤福本店(赤福&お茶セット)あけましておめでとうございます。

 

2020年、一番初めのおやつは「赤福」です。言わずと知れた伊勢の名物、あんこ餅。お正月休みを利用して、初詣は伊勢神宮に行ってきました!と、言いたいところですが、お土産でいただきました。

赤福(折詰)

新年早々、赤福をいただけるなんてラッキーです。関西・東海エリアの方は比較的入手しやすいかと思いますが、東京ではたまたま物産展などで出会えるか、お土産でいただくしかなく、なかなか買えないのでなおさら嬉しいです。

 

一番上の写真は、数年前に初めてお伊勢参りをした際、赤福本店でいただいた時の画像です。熱々のほうじ茶と一緒に食べた赤福の美味しいこと!

 

風情ある本店の建物、キビキビと働く清楚な店員さん、畳敷きに腰掛ける店内のレトロな雰囲気、全てが揃ってなお一層美味しく感じられたのかもしれません。また行きたいなあ。

赤福本店(店内)

 

赤福の餡につけた三筋は、伊勢神宮神域を流れる五十鈴川のせせらぎを、白いお餅は川底の小石を表しているのだとか。こんなストーリーも素敵ですよね。

 

お土産の中には365日、毎日違った内容が書かれている「伊勢だより」が入っています。そういえば、今年はうるう年。4年に1回しか来ない、2月29日の伊勢だよりの内容がとても気になります。

伊勢だより

 

下世話な話になりますが、「赤福」って本当に良くできたビジネスモデルだなと思います。伊勢を代表する銘菓であり、300年という歴史を持ち、日持ちなどから通販ができず地域限定のプレミアム感があります。

 

ここまでは他にもあるかと思いますが、最大のポイントが伊勢神宮。お伊勢さまのお陰でとても有難いもの・縁起物に感じられ、お伊勢参りのお土産=赤福のイメージが日本人に刷り込まれていますよね。

 

先日見ていたテレビで伊勢が取り上げられていたのですが、「お土産」とは元々、伊勢神宮(お宮=おみや)でいただいたものを、つめた入れ物(げ=笥)という意味があるそうです。

 

昔はお伊勢参りは人生の一大イベント。もちろん行かれない人の方が圧倒的に多かったはずで、お宮参りができた人は、地元に戻ると有難いいただきものを、ご近所さんや親戚に分けたのかもしれませんね。

 

うんちくが長くなりましたが、何も知らずに食べても「とっても美味しい」赤福。さらした餡子の優しい甘さ、なめらかで柔らかいお餅の食感。日本人のDNAに刷り込まれた美味しいものの代表です。

 

最後に、赤福の名は「赤心慶福(赤子のような、いつわりのないまごころを持って自分や他人の幸せを喜ぶ)」の2文字から付けられたそうです。

 

良い年になりますように。