お雛さまは夜、踊り出す。とらやの雛井籠(ひなせいろう)。
夜になると、お雛さまが踊り出すんだよ。
幼稚園の頃、5歳上の兄にそう言われて信じていた私。あの無表情なお雛さまが、お内裏さまと左大臣、右大臣、三人官女と輪になって踊るのは、なぜか盆踊り。真顔で踊る姿を想像しては、怖くなっていたことを思い出します。
五人囃子はそのためにいるんだよ。
確かに、太鼓もってるし、笛もってるし。踊るための曲、奏でそうだよね。
あぁぁぁ、やっぱり夜踊るんだ。お雛さまが飾られた部屋に、夜は入らないようにしていたものです。
でも、桜もち食べたり、ウグイスもち食べたり、あられを食べたり。
ひなまつりには、その時期限定の美味しいおやつがいっぱい。
極めつけは、とらやの雛井籠(ひなせいろう)。
約10×10cmの小さなお重に、小さな、小さな和菓子が詰められています。
1段1800円、3段5000円。3種類を1段から5段まで、自由に組み合わせることができます。
私は新宿伊勢丹で購入。生菓子を扱っていない店舗も多いので、詳しくはホームページをご確認ください。
実際に見ると本当に小さくて、そのミニチュアっぷりの可愛さに身悶えします。
紙製のミニミニお重の可愛さもたまりません。お重だけでも欲しいくらいです。
1)薯蕷製『笑顔饅』
小さなお饅頭の上に、ちょこんと付いた赤い点がとにかく可愛い。
2)和三盆糖製『花干菓子詰合せ』
あぁ、きれい。口に入れるとふわっと溶けてなくなります。
3)三種詰合せ
『桃の里』『仙寿』『雛てまり』の生菓子。かわぃぃぃぃぃぃ。
どれも、お雛さまのおちょぼ口でも食べられるミニミニサイズ。
と言うより、お雛さまのために作られたとしか思えないミニミニサイズ。
とらやさん、やっぱりこれは踊った後の栄養補給用に作られたんですよね?
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