白金台のミシュラン・ランチ。驚き、ときめき、楽しさいっぱい「ルカンケ」。
キツネが主役の物語り『手袋を買いに』をご存知ですか?
森に住む子狐が、寒い冬に手袋を買いに街に出かけるお話です。
2月15日の土曜日、手袋をした私は白金台の一軒家フレンチ「ルカンケ」でランチを楽しんできました。
居心地の良いこの小さなレストランは、6年連続でミシュラン1つ星を獲得しているとか。
どんなお料理が出て来るのかとワクワクしていると、アミューズはなんと「小石」と「葉」。
小石と葉っぱ?
ほんとうに、小石と葉っぱが出てきました!
この中に、食べられる「小石」と「葉っぱ」が隠れているんです。
ふふふん、楽しいぃぃぃぃい。
前菜やメインも、どれも美しく、おいしく、大満足でした。
今回のランチコースは3,800円。下のメニューの通り、もう1つアミューズと、スープ、前菜、メイン(お肉かお魚をチョイス)、デザート、そしてコーヒーには小さな焼き菓子が付いてくるのも女性にはうれしいです。
一番小さなこちらのコースで、私はお腹ぱんぱんになりました。
素敵なレストランはお料理がおいしいのはもちろんですが、店員さんのサービスもスマートですよね。
サービスの方に中年以上の男性が多く、きびきび働くお店は絶対おいしい、というのが私の持論、かつ偏見。
ルカンケでは、七三分けの髪型がピシッと清潔で、ニコニコ、きびきびした中年男性がサービスしてくれました。
3階建ての店内の狭い階段を、軽快に上ったり降りたり。
階が分かれているレストランは、必要な時に店員さんがいないことがありますが、ルカンケはタイミングがわかっているかのようにサッと現れます。
アミューズの「小石」や「葉」といい、現れるタイミングといい、もしや店員さんに化けたキツネがいるのでは?
手袋が無事に買えて人間のことが好きになった子狐が、大人になってこのレストランで働いているのかもしれません。
帰りに見送って下さった、にこやかで丸顔の男性がどうやらシェフだったようです。笑顔が人懐っこくて、もしや、もしや、キツネのお友達のタヌキでは・・・。
そんな魔法がかかっていそうな、素敵なレストラン「ルカンケ」。
化けていることがばれたら、森に帰らなくてはならないので、皆さんもナイショにしておいてくださいね。
▼ルカンケ
▼ランチ後はチョコレートを買いに♪
▼やっぱり名作、手袋を買いに♪
価格:1,540円 |