蜜柑の買い物、時々おやつ。

欲しいもの、食べたいおやつがまだまだあるよ。

下町の門前仲町散策。あんずみつ豆で休憩を。

門前仲町いり江 みつ豆

親戚が住んでいたことから、馴染みのある下町・門前仲町。地元の人に「お不動さま」と呼ばれ親しまれる成田山の別院「深川不動堂」をお参りしたり、アートの街・清澄白河にも近く、プチ散策にもってこいの活気溢れる街です。

 

私が門前仲町を訪れる目的はただ一つ。それは「あんずみつ豆」。

 

高校生の頃、あんずみつ豆が好きすぎて、大学生になったらここでアルバイトをしようと心に近い受験勉強に励みました。晴れて大学生になれた私が、本当に生まれて初めてアルバイトをしたお店、甘味処「いり江」。

門前仲町 いり江

 

まかないとして好きなメニューから「おやつ」を選ぶことができるのですが、なんと、あんずみつ豆だけは除外されていたんです。

 

嘘でしょぅぅぅぅう(涙)。

 

お店は当時から人気で混雑し、忙しさについていけない私は数ヶ月で辞めてしまった根性なし。あんずみつ豆もおやつに選べていたら、もう少し続けることができたかもしれません。

 

40代の私が高校生の頃から愛し続け、今なお変わらぬ愛を誓える、いり江の「あんずみつ豆」。

 

「みつ豆」や「あんみつ」の美味しさについては、私がわざわざ言わずもがな。検索するといろんな方が、その美味しさを語っていますが、あんずみつ豆については誰も語っていない不思議。

 

ご覧の通り、シロップを含んだあんずはツヤツヤ。

あんずみつ豆

 

やわらかく、あんずならではの酸味が甘い蜜を引き立て、もうたまりません。

 

あんずみつ豆をまかないで除外されていた理由は、あんずのコストが高いからだったんですよね。

 

当時の女将さんに「あんずは高いからダメなのよぅ。ごめんね。」と言われたことを、今でも鮮やかに思い出します。

 

いり江では、みつは「黒みつ」か「白みつ」を選ぶことができます。一般的に人気なのは「黒」かと思いますが、あんずみつ豆には断然「白」がおすすめです。あんずの酸味と相性がとってもいいんです。

あんずみつ豆(白みつ)

 

あんずに興味のない方は、もちろん普通のみつ豆やあんみつも美味しいです。おすすめは白玉入りです。みつ豆類はテイクアウトも可能。ホームページを見て今知りましたが、お取り寄せもできるようです。

 

でも、でも、お店で作りたてを食べていただきたいなあ。全然違うんだなあ。

 

そして、私があんずみつ豆と冬は必ずセットで頼むのが「温かいごまきしめん」。

いり江 温かいごまきしめん

 

きしめんも食べたいので、お腹が空いた状態で行きます。昔は普通のお出汁のきしめんのみでしたが、いつからだろう?「ごま」が登場したのは。一度食べるとクセになる味です。

 

お出汁にごまのコクが加わり、食べると体がポカポカします。あんずみつ豆はマイナーですが、こちらは冬限定の人気商品です。

 

しょっぱい→甘い順でぜひどうぞ。

 

門前仲町は、毎月1日・15日・28日がお不動さまの縁日で、露店がいっぱい並び一層賑わいます。のんびり散策したいならこの3日以外に、お祭り気分を味わいたいなら、縁日の時に。ちなみに、縁日の時はいり江もかなり混雑が予想されます。

 

▼甘味処 いり江

東京都江東区門前仲町2-6-6

地下鉄東西線・都営大江戸線 / 門前仲町駅5番出口 徒歩3分

https://www.kanmidokoro-irie.com